理学療法士を目指す学生向けパーキンソン病について後半】

パーキンソン病の評価】

1、UPDS

UPDRSはパーキンソン病の評価尺度であり4つのpartがある

各症状について左右差を部位ごとに評価可能である

点数が高いほど症状が重い

part1:認知機能障害、精神症状

part2:ADL

part3:運動症状

part4投薬治療とに伴うもの

2、振戦

上肢、下肢、顔面に振戦の有無と程度、左右差について評価する

3、無動

対象者に指やつま先のタッピング、前腕の回内外、手の開閉などを連続的に行ってもらい運動の大きさや速度、リズムの乱れ、停止の有無などを評価する

動作の減少を寡動、動作の欠如を無動という

無動と寡動は四肢遠位部になると強くなることが多い

4、可動域制限

足関節背屈、股関節外転・伸展、体幹・頸部側屈回旋、肩関節水平内転・伸展、股関節伸展などの可動域制限は起こりやすい