整形外科的検査

1、スパーリングテスト

方法

・起座位で行る

・頸椎を患側に側屈させる

・PTは頭部を上から圧迫する

・患側上肢の疼痛で陽性になる

意義

・椎間板圧迫試験である

・外側型椎間板破裂だと100%陽性

・神経根障害を判定できる

2、ジャクソンテスト

方法

・起坐位で行う

・PTは一方の手で患者の頭部を健側側に側屈させもう一方の手で患側の方を上から押す

・放散痛の発生もしくは疼痛の増強で陽性になる

意義

神経伸長テストである

3,下肢伸展挙上テスト

方法

・背臥位で行う

・PTは片側からかかとと膝を抑え膝伸展位のまま股関節を屈曲させる

→骨盤回旋、挙上を防ぐ

・挙上途中で坐骨神経の疼痛が生じると陽性になる

意義

椎間板ヘルニアに対する最も適した試験である

・腰仙部に対する代表的な検査

4、大腿神経伸長テスト

・腹臥位

・膝を90度屈曲させたまま股関節伸展させる

・PTは骨盤を抑え固定する

・大腿前面に疼痛が生じた場合陽性になる

意義

上位腰椎椎間板ヘルニアでは100%陽性になる

5、ヤーガソンテスト

方法

・起座位

・肘を90度屈曲させたまま前腕を回外、回内させる

上腕二頭筋長痛みが生じると陽性

意義

・肘を90度屈曲させることで上腕二頭筋の強い収縮が起こる